イーサリアムの開発者は、「上海」と呼ばれるネットワークの次のハードフォークが、2023年3月のリリースを目標にすることを本日決定した。このアップグレードには、ビーコン・チェーン・ステーク・イーサ(ETH)の引き出しを可能にするEIP 4895として知られるコードが含まれる。
開発者はまた、イーサリアムがスマートコントラクトを実行できる環境である、イーサリアム仮想マシンを本質的にアップグレードするEIPのコレクション、上海でのEVM・オブジェクト・フォーマット(EOF)の実装に対処することにも同意した。これらのEthereum Improvement Proposal(EIP)は、EIP 3540、EIP 3670、EIP 4200、EIP 4570、EIP 5450だ。
EOFが複雑すぎて、次のAll Core Developersコールまでに実装できないと思われる場合、開発者はステークされたETHの引き出しを遅らせないように、EOFを秋に戻すことに同意した。
開発者はまた、2023年の秋に2回目のハードフォークを行うことにも合意した。これは、EIP 4844とも呼ばれるプロト・ダンクシャーディングという別の重要なスケーリングアップグレードに対応するものだ。容量を増やしてガス料金を引き下げる方法として、「シャード」に変換する。
2 つのフォークは、開発者が各問題に集中するのに十分な時間を与え、スマートコントラクトをステーキングするビーコンチェーンにETH(および発生した報酬)がロックされている開発者のストレスを軽減する。
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次は何が起こる?
上海に含まれるものの全容がほぼ確定した今、イーサリアムの開発者は先に進み、コードのテストに取り組む。
先月、イーサリアムの開発者は、上海に含めた可能性のあるEIPの一部に関連するバグを解決することを目的として、山東テストネットを開始したが、そのテストネットは現在廃止されている。今回のリリース目標に続き、開発者は12月15~16日に上海向けの新しいパブリックテストネットを開始することを目指している。
イーサリアム開発者は来月、上海を可能な限りスムーズにすることに注力し、2023年1月中旬から下旬にメインネットのシャドウフォークを開始することを目指す。
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