ゴールドマン・サックスの元幹部であるラウル・パル氏は、トレーダーが注意を払うべきイーサリアム(ETH)のチャートが1つあると述べている。
最新の分析で、パル氏は「今日のイーサリアムに対する2017-2021年の比較」チャートを指摘し、これに従うとイーサリアムが現在弱気市場の底近くにあることを示しているという。
「値動きの類似が完全に機能することはありませんが、それでもレーダーに注目するのは興味深いことです。」
イーサリアムは、執筆時点で1,270ドルで取引されている。時価総額で第2位の暗号資産であるETHは、過去24時間で1.99%近く上昇した。
アナリストはまた、株式市場の投資家の極端な弱気感情を示していると彼が言う1つのチャートに注目する。
「文字通り誰もがすでに弱気です。このチャート自体がそれを物語っており、1970年までさかのぼります。」
チャートを見てパル氏は、50年以上にわたる市場センチメントとの歴史的な相関関係に基づいて、S&P500も底入れに近づいている可能性があることを示唆しているとする。
パル氏は不況が来ると信じているが、経済の低迷は政策立案者が金融政策を緩和するきっかけになる可能性があると述べている。
「私たちが意見を異にするのは、景気後退の規模ではなく(ISMが40に簡単に達する可能性がある)、景気後退自体の期間です。コンセンサスは、来年の金融状況の増加と、それによる世界的な不況の定着についてまだ非常に話し合っていますが、逆のことが起こっていると見ています。
私たちの先行指標は、金融状況がすぐに緩和し始め、潜在的に大幅に緩和することを示しています。
金融状況 (ここでは反転表示)はすでに世界金融危機時と同じくらい逼迫しており(標準偏差+4)、インフレ圧力はすでに緩和し始めています。市場がFRBのタカ派のピークを織り込み続けているため、債券利回りとドルは下落しており、(私たちの基本シナリオではない)システミックで定着したものを除けば、クレジットスプレッドは2008年のように爆発することはありません。」